終わりどころが、わからない?

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今日はよく生徒さんに聞かれる質問

『どこまで描けばいいか、終わりどころがわからない』についてのお話

とその前に、今回は文章が長いので最初に大切なお知らせ!

レッスンのお問い合わせをいただいてから2営業日以内に返信しておりますが、

迷惑メールフォルダに入っている方が多いです

お手数ですが一度メールボックスのご確認をお願い致します

という訳で冒頭に戻り

確かに描いてると、どこがゴールか、どこらへんで終わりにしたらいいか

わからなくなるんですよね

すごくわかる!

ただこれは、明確な基準があれば迷わなくなると思います

これは色々な先生も同じようなことをおっしゃってますが

塗り終わりについては

・発色

・はみ出し

を終わりどころの基準にしています

・発色

グラデーション、下地が透けていないか、色が濁っていないか

・はみ出し

下書き線の上までしっかり塗れているか

はみ出した色はあとからいくらでも消せるからいいのですが(だからといってはみ出し放題だとそれだけ修整時間がかかります)

下書き線の上まで塗りきれてないと、形が乱れます

ここを意識すると不思議なもので!

生徒さんそれぞれ自分で改良点を見つけられます(ここが大事)

どうやらここがおかしいぞ、、と感じるスイッチが入るんです

今がどんな状況なのか自分でわかれば、いくらでも改善できます

最近同じ質問が続いたので

これはきっと全黒板アート民の悩みだ!と思ってブログに書かせていただいた…

という流れです(^^)

そうすると1枚の絵の中でもグンと上達するのを実感します

同じひまわりの花びらでも

はじめに塗った一片と最後の一片では意識の違いが絵に現れます

作品1枚ずつうまくなる、というのも確かにあるけど、

その1枚の中でさえも小さな上達はあるんです(^^)

それはもしかしたら自分だけが感じる小さなものかもしれないけど

まず一番はじめに観るのは自分ですからね

クリアさえすればいい?

基準を設けながら

自分の感性を磨くこと

早く基準をクリアしたい!と思うのもわかるんですが、そこへ到達するまでの時間も大切です

クリアすればいい、それで終わりというインスタント思考だと、そこに描く楽しさが入る隙

なくなります

もちろん時間は大切

無駄なく効率よく

何でも速く作れるインスタント技術は本当にスゴい!

生でも乾燥でも、海で漂っているアノわかめが

一瞬水にさらすだけで

ヒラヒラと元の姿にもどるのは本当にすごいと思います(笑)

でも、一見無駄に見えること、非効率そうなこと、、

1日経ってからもう一度絵を見返すとか、写真を撮って客観的に見る

15分寝る!など、その時間も含めての1枚の絵です

上達を感じる隙間もないくらい、達成感を感じる間をゆるさないくらい次から次へ進んでしまったら、

ゼーゼー

息切れ、続かない

それが

『絵が苦手』

と、感じる要因のひとつだと思います

そしてこのデジタル時代に

非効率とも言える手描きをしているのは

ただキレイなだけの絵を求めてないからだと思います

デジタルも好きです

でも、手描きってどこか絵の奥に、人の息づかいを感じる

そこを求めてる方って意外といて、実際レッスンに来てくださる方は

40代、50代、60代の方々が多く、年々その必要性を感じています

そして線にしろ色にしろ、、どうしても今の自分が出るのが手描きです

私がここで思うのは

人も同じで

ただ見た目がキレイなだけの人を人は選ばないということです

や、もちろんキレイでいるってすごい努力の賜物なんですよ

キレイな女性、男性、ステキだと思います

でも、『そこだけ』だとおもしろくない

私はその人が隠したがってるクセを見つけると、密かに喜びます

だって実はそこが魅力だから

私はこういうほんわかした見た目なので

よく中身も同じと思われる方が多いです

もちろん『穏やか』なのがベースは間違いないけど、

でもそれだけじゃないのです(ぜひガムを噛むように、味がなくなっても末永くお付き合いください(笑))

話が逸れましたが

自分が望む地点まで到達するのは、一針ずつ糸を紡いでいくようなもの

すぐに結果が出ないからダメ、答えがないと、、と求めすぎてしまうと本末転倒

アノ明石家さんまさんは、

とある話題についてすぐスマホで検索して、答えを見つけようとした若手の方に注意されたそうです

うろ覚えではありますが、

『そうじゃない、俺は答えが知りたいわけじゃなくて、今ここで皆で話しあいたかった』

ということをお話していました

皆で話し合う中から、いろんな意見が出て、ああじゃないこうじゃない、それはいい!そうかそうか!

笑ったり、励ましたり、

時には黙ったり

そんなことから人間関係って

より濃く、豊かになる

時間が育ててくれる

さんまさんの人気であり続ける理由にほんの少しだけ触れた気がしました

そんな訳で長くなりましたが最後に生徒さんそれぞれの金魚

ただ今黒板専科のビーラボでは、メンバーでnoteを書いてます

note最新記事、つながる喜び

ぜひご覧ください!

それでは今日も、ご訪問ありがとうございました

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